眠る前にやっちゃダメ!睡眠の質を下げるNG行動

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睡眠は毎日を健康かつエネルギッシュに過ごすために必須の生理現象。この睡眠をいかに上手くとるかで、日々の活動は左右されるといっても過言ではありません。それはトレーニングをするにしても、仕事や勉強をするためにも当然影響します。

睡眠の質を上げるには、下げる行動をできるだけ取らないことも重要になってきます。そこで今回は、睡眠の質を下げる行動を紹介していきましょう。

ベッドは眠るものとしてだけ使う!

数あるNG行動の中で、特にお伝えしたくて、かつすぐに辞めてほしいことがあります。それはベッドを寝具としてだけ使うということです。

どういうことかというと、ベッドで寝転んでスマホや映画を見るなど、くつろぎの場としてベッドを使う人は少なくないと思います。

しかし、これは睡眠の質を上げるためにはトップレベルで禁止したい行為。「ベッドでくつろぐ程度でなにを大袈裟に?」と思うかもしれませんが、ベッドを眠る以外で使っていると、ある変化が生まれます。

その変化が生まれるのは、なんと脳です。ベッドで寝転んでスマホやテレビ、ゲームをしたり本を読んだりしていると、脳がベッドを『眠る以外の場所』だと認識するのです。

つまり、ベッドを眠る場所だとあまり認識しなくなり、なんとベッドで眠りにくくなってしまうのです。「そんなバカな!?」と思うかもしれませんが、脳の認識は意識でどうこうできない以上、一度そう認識するとベッドがベッドではなくなってしまうといえます。

ベッドに入ってなかなか寝付けない人は、ベッドを生活する上で中心にしていないか、一度見直してください。

眠る以外のときは、ベッドをソファ扱いする

そしてもしベッドで生活することが多ければ、いますぐ改善してください。とはいえ、部屋のスペース的にもベッドを片付けたり無くしたりすることが難しいことも多いはず。では、ベッドをベッドではなくすのがいいでしょう

意味が分からないかもしれませんが、たとえばベッドに布をかぶせて、寝具ではないようにしてみてください。見た目がベッドという眠る場所じゃなければ、その上で生活することは問題ではありません。

あくまで眠る場所っぽく枕や掛け布団などがあるのに、その上で眠る以外の行動をとっていると、脳はベッドという環境を眠る場所だと認識しなくなってきます。

つまり、ベッドではない見た目にしてその上で生活すれば、いざ布を取り払ってベッドに戻した時でも、脳は「これは眠る場所だ」と認識してくれるため、ベッドに入ったときに眠りやすくなるのです。

布を被せるだけでなく、クッションを置いたり枕や布団を収納に入れるなど、ベッドっぽくない工夫をできるだけしてみてください。座る場所、眠るのではなく寝転ぶ場所というモードをつくれば、くつろぎの場としてぜんぜんOKです。

起きるときもベッドはベッドとしてだけ使う

同じようにいえることは、朝のNG行動にも共通点があります。それは、起きたらベッドからすぐに出るということです。理由は一緒で、ベッドで目が覚めたのに布団の中でスマホをイジったりテレビを見たりすると、やはり眠る場所だと脳が認識しなくなっていきます。

なので、理想的にはすぐにベッドから出て、あくまでベッドは眠る場所だと脳に叩き込んでください。

「すぐにベッドから出られれば苦労しない!」という人は、なにがベッドから出にくくなる要因なのかを考えてみましょう。

たとえば、部屋が寒くて出られなければベッドの中に着替えを用意したり、エアコンで部屋の温度を調整する、睡眠が短ければ早寝をしてスッキリ起きられるようにするなど、原因を改善すれば当然起きやすくなります。

ベッドの上でくつろぐことが幸福になっている人こそ、要注意。たしかにベッドの上は快適に過ごせる場ですが、そこが生活の中心になっていると結果的に睡眠を妨げることになりかねません。

眠りづらいと悩んでいる人は、まずベッドでの普段の過ごし方を改めてみてください。

そのほかのNG行動

ベッドをベッドとして使う以外のNG行動も併せて紹介するので、これらを参考にどんなNG行動をとっていないか確認してみてください。

眠る前に考え事をしないようにする

考え事をしたままだと交感神経が優位になったまま、つまり緊張状態のままのため、脳が休まらず不快に眠りに入ることが難しくなります。

そこで、考え事をリセットするために、日記などで考え事を外に出すのがオススメです。手書きが特に理想的。頭の中で同じことや不安をぐるぐると回転させ続けていると脳が休まらないので、考え事が止まらない人は考えていることを書き出す、ということを試してみてください。

ほかには、気持ちを切り替えるために本を読むなど、リラックスできる別の行動を取るのもオススメです。

眠る前に食事を取らない

食事をすると食べ物を消化、吸収するために脳や内臓が活動して、眠りにくくなります。そのため、理想的には3時間前、少なくとも2時間前までに食事を終わらせてからベッドに入れば、スムーズに入眠しやすくなります。

眠る前にスマホやパソコンを使わない

眠る前に光の強い画面を見ると脳を興奮させ、覚醒してしまうため眠りづらくなります。また、なにかを見るのは考え事の原因にもなるため、余計に眠りづらくなります。

強い光を見て眠りづらくならないためにも、考え事のきっかけを作らないためにも、眠る1時間前は電子機器の使用を控えるようにするのがいいでしょう。

NG行動を改善すれば自然と眠りの質はアップする

なかなか寝付けない、寝ても朝スッキリ起きれないなど、睡眠で悩んでいる方は紹介したNG行動をとっていませんか?

これらの行動をとらなければ、結果的に睡眠の質が上がるようになります。今回紹介した内容を参考にして、普段の生活を見直してみてください。